水分の取りすぎかどうかは舌をみてみよう
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日、午後に夕立のような雨がザーッと降りました。
梅雨の振り方というよりは真夏の振り方で、今年の梅雨が「いつものと違う」というのを改めて感じる午後のひと時でした。
さて、こうも暑い日が続くと冷たい飲み物をゴクゴクと飲みたくなる人も多いと思います。
「熱中症予防のためにも積極的に水分を取らなくちゃ!」
と、こまめに水分を取ることも多くなりますが、その意識が行き過ぎてしまうと今度は水分の取りすぎが起きてしまいます。
「そんなこと言っても、自分が適正な量の水分取れているかなんて、わからない」
という声が聞こえてきそうですね。
そこで、今回は漢方的な「水分の取りすぎ目安」をご紹介したいと思います。
漢方において、水分を取りすぎているかどうかは舌を診るとわかりやすいです。

さらに
・胃がポチャポチャと音がする
・吐き気がある
・軟便、泥状便
などの症状が見られれば、間違いなく過剰な水分摂取とみて間違いないでしょう。
このような場合、冷たい水分をゴクゴク飲むことを控えることはもちろんのこと、体にたまった過剰な水分を排出することも大切になってきます。
有名な漢方薬でいえば、五苓散や平胃散、香砂六君子湯、勝湿顆粒、などなど様々な種類がありますが、それすなわち症状や体質に応じて使い分ける必要があるということです。
服用の際は自己判断せず、必ずカウンセリングをしてくださいね!
漢方のさまざま、水の飲みすぎもさまざま。
自分だけの健康法を大切にして、少しでも軽やかな梅雨を過ごしていきましょう!