ストレスを感じながら妊活されている人へ

こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。

妊活をしていると、多くの方が「ストレスは良くない」と耳にします。
でも、実際にどのように悪影響を与えるのか、そしてどう向き合えばいいのかは、意外と知られていません。
漢方では、ストレスは妊娠力を左右する“気・血・腎”のバランスを大きく揺るがす存在と考えます。だからこそ、ストレスケアは妊活の土台づくりに欠かせない要素なのです。


ストレスは「気」の巡りを止め、ホルモンのリズムを乱す

漢方で最初に注目するのは「気」の巡り。
気は体の働きをスムーズに動かすエネルギーで、女性の生殖機能はこの気の流れにとても敏感です。
ストレスが続くと「肝」の働きが滞り、気がうまく巡らなくなり、月経周期の乱れ、排卵の不安定、PMSの悪化などにつながり、妊娠のリズムが崩れてしまいます。
「最近、生理が読めない」
「イライラや落ち込みが増えた」
そんな変化があるなら、気の巡りがストレスで止まりかけているサインかもしれません。


血の巡りが悪くなると、子宮の環境が整わない

気が滞ると、次に影響を受けるのが「血」です。
血流が悪くなると、子宮や卵巣に十分な栄養が届かず、
• 子宮内膜が薄い
• 卵の質が上がらない
• 下半身が冷える
• 着床しづらい
といった状態が起こりやすくなります。
「血の巡り」は妊娠力の要。ストレスがそこに影響するというのは、実はとても大きな問題なのです。


ストレスは「腎」のエネルギーも消耗させる

妊娠力の根本を支えるのが「腎」。生命力・ホルモン・生殖の源です。
ところが、慢性的なストレスは腎のエネルギーをじわじわと削っていきます。
特に年齢を重ねるほど腎の力は自然と弱くなるため、ストレスの影響がより大きく響きます。
「疲れが抜けない」
「気力が湧かない」
「生理周期が短くなってきた」
そんな変化がある方は、腎の弱りとストレスが重なっている可能性があります。


心の緊張は体を冷やし、妊娠力を下げる

ストレスが強いと呼吸が浅くなり、肩や背中がこわばります。すると全身の血流が悪くなり、特に下半身が冷えやすくなります。
冷えは妊活の大敵であり、子宮や卵巣の働きを低下させ、ホルモンの伝達にも影響するので、
ストレスによる冷えは、気づかないうちに妊娠のチャンスを遠ざけてしまうのです。


ストレスケアは、妊娠力を高める近道

妊活というと、治療やサプリ、食事改善に意識が向きがちですが、実は「ストレスを整えること」も効果的なアプローチのひとつです。
漢方では、気の巡りを整える処方、血流を改善する処方、腎を補う処方を組み合わせ、心と体のバランスを整えながら妊娠しやすい体へ導きます。
ただ、どのタイプのストレスが強いのか、どこに負担がかかっているのかは人によってまったく違います。
「気が滞っているのか」
「血が不足しているのか」
「腎が弱っているのか」
これを見極めることで、妊娠力を引き上げる最適なケアが見えてきます。
もし、
「自分はどこが弱っているんだろう」
「何から整えればいいのか分からない」
という方はぜひ一度ご相談ください。
あなたの体質や生活リズムに合わせて、無理なく続けられる妊活のサポートをご提案します。
ストレスに振り回される妊活ではなく、心と体が整っていく実感を持てる妊活へ。一緒にその道筋をつくっていきましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。