「まだ本格的な妊活は…」という人にしてほしいこと
こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。
当店の相談内容で一番多いのが妊活です。
・体外受精中で漢方を試したい
・病院に入っていないが、まずは漢方で体調を整えたい
・本格的な妊活をしていないが、どうしたらいいか?
などなど、妊活の状況もまちまちです。
今回のブログでは、「まだ本格的な妊活はしていないけど、漢方を試したい」という人に向けてブログを書いてみたいと思います。
ステップ1 経血の状態をチェックしてみよう
まず大切なのは、卵管が通っているか?子宮内の状態はどうか?卵巣の動きは正常か?などです。
これらは病院での内診や血液検査で分かるので、まずは病院で検査してもらいましょう。
その次に大切なのが、経血の状態です。
漢方において血は体の各組織に栄養や潤いを送り届ける働きがあります。
そのため、血行不良の人は卵巣や子宮に栄養や潤いが行き届きにくく、それが質の良い卵胞や内膜の状況に悪影響を与えると考えます。
下腹部を流れる血液は栄養豊富で滞りなく流れていることが理想的です。
経血をみて、以下の点に当てはまる人は漢方における瘀血、つまり血行不良を疑います。
・経血に塊が出る
・生理痛が強め
・経血の色が暗い
これらの症状がみられる場合は、早急に活血化瘀薬を服用しましょう。
・経血に塊が出ないか、出たとして小さいのがぽつぽつある程度
・生理痛がないことはないが、鎮痛剤は必要としない程度
・経血の色が少し明るい
という状態になれば、卵巣・子宮付近の瘀血は改善していると考えます。
ステップ2 基礎体温をつけてみよう
経血の状態を確認すると同時に基礎体温も記録しましょう。
理想的な基礎体温は
・ほぼ2週間の低温期とほぼ2週間の高温期
・低温期と高温期の差は0.3~0.5℃
・排卵後は3日以内に高温期へ移行する
となります。
我々専門家が基礎体温を見ると様々なことが分かるため、漢方カウンセリング時に非常に役立ちます。
毎日の測定なので煩わしい部分もありますが、忘れてしまった日はそれもOK!
全く付けないよりはマシかな?くらいの気持ちで記録していきましょう。
まとめ
妊活に向けてはいろいろ慎重になることもあると思います。
当店にいらっしゃるお客様も体調面はもちろんのこと、「どこのクリニックに行ったらいいかな?」「ほかにした方がいいことあるかな?」と漢方以外のご相談も多いです。
漢方って少し敷居が高く感じられますが、意外と生活に密着した医学なんですよ。
ぜひお気軽にお試しください(^^♪