秋冬になると起床が辛くなるのは当たり前です

こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。

今朝も最低気温は一桁。羽毛布団も使うようになった人も多いのではないでしょうか?

寒くなるとなんとなく朝、起きるのが辛い人も増えてくると思います。

起立性低血圧?だらしないせい?夜型人間?

それもあるかもしれないけど、実は人間が動物である以上、秋冬になると起床がしんどくなるのはごく当たり前のことです。
今日はその解決法についても書いてみたいと思います。

秋冬は陰の季節だ。

陰陽学では、自然界のすべての現象は「陰」と「陽」のバランスで成り立っていると考えられています。春夏は陽の季節。太陽が高く、活動的なエネルギーが満ちる時期です。一方、秋冬は陰の季節。日照時間が短くなり、空気は冷え、自然界も静けさへと向かいます。

この「陰」の季節には、私たちの体も自然と休息を求めるようになります。朝、布団から出るのがつらく感じるのも、実は季節のエネルギーの影響。無理に「陽」のリズムを押し通そうとすると、心身のバランスが崩れやすくなってしまいます。

だからこそ、秋冬こそ「早寝」が大切。夜の静けさに身を委ね、たっぷりと睡眠時間を確保することで、陰のエネルギーを味方につけることができます。早く眠ることで、朝の目覚めも少しずつ軽やかに。体のリズムが整えば、気持ちも前向きになり、冬の寒さも乗り越えやすくなるでしょう。

自然の流れに逆らわず、寄り添うこと。それが陰陽の知恵です。

朝起きられないと、つい何かの不調と考えがちですが、人間が動物である以上、当たり前のことです。だからこそ、夜更かしをすることなく、睡眠時間を少しでも確保することが大切です。

秋冬になっても夏のような過ごし方になっていませんか?
意識を変えれば0円で体調は良くなりますよ?

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。