ストレスから下痢を起こしてしまう人の漢方食養生
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
昨日は冷たいものを食べると下痢をしてしまう人のための漢方食養生を書いてみました。
今日は同じ下痢でも『ストレス』が原因で起こる人について書いてみたいと思います。
漢方相談でも
・学校に行く日の朝食が食べられない、お腹が痛くなる、下痢をする
・会社の日は必ず下痢をして土日は普通の便になる
・人前で話す時、必ず下痢をしてしまう
といったご相談があります。
これらに共通しているのは下痢の原因がストレスであることです。
漢方の世界では『肝脾不和』という考え方があり、これが現代でいう「ストレス性胃腸障害」に近いものです。
強いストレスにより下痢を起こすというのは何千年も前から人類を悩ませていた、ということですね。
それほどストレスと胃腸機能は密接に関係しているわけです。
さて、そんなストレス性の下痢を起こす人はどんなものを意識して食べると良いのでしょう。
それは、『気の巡り』を良くする食材です。
代表的な食材に
・ミカン ・レモン ・ネギ ・ニラ ・キャベツ ・梅 ・玉葱
などがあります。
特にネギと玉葱は冷たいものの食べ過ぎにより起こる下痢にも有効なので、下痢気味の人にはネギ&玉葱は重宝するかもしれません。
お味噌汁の具材はネギや玉葱をベースに考えるのも良いですね!
また、甘味は緊張をほぐす効果があるので、酸味と甘みのコンビネーションもお勧めです。
ホットハチミツレモンティー
なんかは温かくて酸味と甘みがあって、良いですよね。
通勤中や通学中にストレスからお腹が痛くなる人は、レモンキャンディーを口に入れるのも良いかもしれません。
ストレスが原因で起こる体調不良は当然、ストレスの原因となるものを改善するのが一番です。
漢方食養生を試しつつも、ストレスの根本的解決もしていきましょうね!