夏バテにお勧めの漢方薬

こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。

あっっっっつい！ですね(笑)

えっ？今6月ですよね？
梅雨時期って「梅雨冷」なんて言葉もあって、肌寒い日もあったような気がするんですが…、今年の6月は梅雨を忘れてすでに猛暑になってますね(笑)

いつもより早い「夏」ですが、そうなってくると心配なのが「夏バテ」です。

今回のブログは「夏バテならとりあえずこの漢方を飲んでおこう！」というものを紹介したいと思います。

夏は気陰両虚が起きやすい

漢方において夏は気陰両虚（きいんりょうきょ）が起こりやすい季節と考えます。
気陰両虚とは簡単に書けば気（エネルギー）と陰（体液や血）が両方とも消耗される状態です。

暑い日差しに汗が流れ出て、それとともに言いようのない疲労に襲われた経験は誰しもがあると思います。
それがまさに気陰両虚です。

気はエネルギーであると同時に血流を促したり、意識活動を安定させたり、免疫力にもかかわったり、胃腸の働きにもかかわったりと、生命が健康的で安全に過ごすために必要な存在です。

その気が不足することで、血流の悪化、倦怠感、風邪をひく、下痢などの症状が現れることもあります。
いわゆる「夏バテ」です。

そのため、夏を元気に健康的に過ごすためには「気と陰」を両方補うことが重要です。

その代表的な漢方薬が生脈散です。
生脈散は麦門冬・人参・五味子のたった3つの生薬からなるシンプルな漢方薬ですが、
麦門冬→体液を補う
人参→気を補う
五味子→気と陰が漏れ出るのを防ぐ
という役割があり、使い勝手が良い処方です。

高齢者や屋外での活動がある人、農作業、虚弱体質の人など広く使えるため、家族全員で服用している、という人も多いです。

生脈散は日本では麦味参顆粒という名前で購入できます。

今年の夏は猛暑猛暑猛暑！
体調不良が病になる前にしっかりと漢方薬で予防していきましょう！

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唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。