手足は冷えるけどなぜか暑い　解説

こんにちは宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は女性にありがちな「手足は冷えるんだけど、体の芯は暑い」という状態を解説したいと思います。

冷え性を改善したい、そんなときは「体を温める漢方を飲みましょう」というのが定番かもしれないが、中にはそれをやってはいけないタイプの冷え性があります。

冷え性の中には冷えが表面的に表れているだけで、実は体内には熱がこもっている場合もあります。
これを真熱仮寒（しんねつかかん）と呼びます。

この原因となるのが「ストレス」です。
ストレスを感じる場面が多いと、気の巡りが悪くなり、末梢の細い血管が収縮して循環が悪くなり冷えることがあります。

この場合は単純に温めてしまうとムカムカやイライラといった熱症状が現れることもあるので注意が必要です。
冷え性だから生姜などを食べ過ぎるのは危険な場合もあるわけです。

このようにストレスによって気の巡り悪くなっている末端の冷え性を改善するには逍遥顆粒など「気の巡りを良くする漢方」が適している場合もあります。

そして何より「ストレスが原因」であれば、日頃からストレスを緩和する習慣を持つことも重要です。
こまめに散歩
誰かと話したり歌を歌う
車中で独り言
など、気を晴らすことを意識するといつの間にか手足の冷えが解消されている場合もあります。

漢方と生活習慣で末端の冷えを改善すれば、真夏のクーラーも怖くないですね。

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。