小学生の時に言われた金言 今も覚えています
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は漢方とは全く関係のない話なんですが、皆さんは「忘れられない金言」ってありますか?
私は小学生の時に野球部時代に悩んでいた時に学校の先生に言われた金言を今でもはっきりと覚えています。
私は小学生のころ、野球部に所属していたのですが、当時の監督はまぁ厳しい人で、今の常識では考えられないような体罰・暴言の人だったんですね(笑)
今だからネガティブな感情も消えていますが、当時は私の身体的特徴をヤジったり、金属バットでお尻を殴られるなど、ちょっと小学生にはトラウマ…。
野球は大好き…だけど、部活動が始まるとまた殴られるんじゃないか、ヤジられるんじゃないか…と恐怖で部活をさぼる日もありました。
今思い出しても、ちょっとかわいそうな記憶です。
そんな様子を察したのか?
当時の担任の先生が「部活動はどう?」と声をかけてくれました。
私はありのままを正直に話し、野球部を続けるかどうか悩んでいることも話しました。
すると先生が
「先生はランニングが趣味なんだけど、下を向いて走っていると空模様が分からないし、先がどんなルートになっているかわからない。
かといって上ばかり見ていると、足元の石に躓いて転んでしまうことがある。
だからまっすぐ前を向いて走るんだよ。そうするとこの先に待っている石にも気が付くし、空の様子もわかるし、どこを走ればいいのかルートもわかる。
部活動もやっていれば嫌なこともあるし、楽しいこともあるけど、大切なことは前を向いて過ごすこと。そこから見えている先に、あまりにも嫌なことが待ち構えていたら辞めてもいいし、続けていって良いことがありそうだったら頑張っても良いと思うよ。」
と。
私の記憶力が確かなら、一言一句間違えていないと思います(笑)
この言葉、実は大人になった今でも朝の散歩をしていると思い出すことがあります。
人って大変な時や辛い時って下を向く傾向があると思います。
下を向いている時は、目下のアクシデントを避けることはできると思いますが、自分の可能性やポジティブなことへは意識が向かないものです。
逆に調子に乗ってイケイケになっていると、目下の罠や油断に気が付かず、思いがけないミスを犯してしまうことがあります。
下を向いてもダメ、上を向いてもダメ。
ただまっすぐ人生の先の方を見ながら毎日を過ごすことが、一番理想的なのかもしれません。
もし人生80年をまっすぐな道に例えたなら…、僕はもう半分を過ぎ、目の前のゴール(死)への距離の方が近いことになりますね。
しかしこれはネガティブなことではなく、誰しもが通る道ですから。
そういう意味でも自分の人生をどこか「ロードマップ」のように見て、日々を過ごすことが大切かもしれませんね。
この先にどんな「楽しさ」を見つけられるのか。
そう思えば、先に進むのも怖くないのかもしれませんよ?