40代:女性

体質改善を行い体外受精で妊娠できました(栃木県宇都宮市宿郷)

今回、幸いにも妊娠することができました。

中山先生の方からぜひ体験談を書いてほしいとの依頼がございましたので筆を執らせていただきます。
私たち夫婦の妊活経験が少しでも皆様の参考に慣れれば幸いです。

私たち夫婦はともに40代前半です。
私は夜勤がある仕事をしていて毎日の過ごし方が一定ではありませんでした。
主人も営業職のため、帰宅時間がまちまちで遅い日だと日をまたぐことも珍しくありませんでした。
そんな夫婦なので夜の生活もほとんどなく、帰宅すれば夕食→入浴→少しダラダラ→就寝の繰り返しでした。もう夜の生活をするほどの気力も体力もない、という毎日だったと思います。休みも合わないため、休日はお互いが好きなことをしている、という具合でした。
何となくそんな生活が続くと妊活の優先順位が下がってしまい、またお互いが疲れているのが分かっているため、『今晩どう?』なんて誘うことも避けていたような気がします。

妊活に本腰を入れたきっかけは同僚の妊娠でした。同僚が妊娠したことで同僚の仕事の負担を私が負うことになったのです。
助け合いと言えば言い方は良いかもしれませんが、何とも言えない複雑な気持ちでした。
気が付けば私も40歳手前、そろそろ妊娠に対して真剣に考えなくてはいけないな、と思い主人にも相談しました。しかし主人はあまり乗り気じゃないように思えました。私が『そろそろ妊活どう思う?』という質問にも『サポートはするから、したいようにして』というばかり。妊活に対して前向きな『ふり』をしているだけで、病院を調べるわけでもなく何か気遣いをしてくれるわけでもなかったです。『この人は私と子供は欲しくないのかな?』とさえ思いました。

病院に通い始めたのはちょうど40歳の時です。
幸いにも血液検査や卵管造影、その他もろもろの検査に問題はありませんでした。
先生も『数値的には問題ないけど、年齢を考慮すると体外受精をしてみては?』というニュアンスのことでした。体外受精は金銭的なことも不安でしたし、自然妊娠の可能性もある、という事でしたので最初は自然妊娠を希望しました。
しかし、ここで大きな問題が発生しました。
夜の生活ができないのです。長年、忙しさと生活のすれ違いを理由に夫婦生活をしてこなかったがために、夫婦生活をするきっかけがつかめずお互いぎくしゃくしてしまいました。なんとか時間を合わせても互いに事を済ませる事ばかり考えていて、まともに夫婦生活が出来ませんでした。主人からも『嫌いとか好きとかじゃなくて、夜の生活が負担に感じる』と言われてしまい、私も妊活とはいえ、作業のようにすら感じる夫婦生活に疑問を感じていました。お互いがストレスを抱えながら行う妊活が実を結ぶわけもなく、時間ばかりが進んでいき、半年を迎えようとしたときに主人と話し合いの結果、体外受精をすることに決めました。

体外受精をする、そう決断した時は心の荷が一気にスッと取れたような感じでした。
無理に夫婦生活をしなくてもOK,お金はかかるかもしれないけど体外受精なら妊娠できるだろう、と。でも現実は甘くなかったです。
細かい話は省略させていただきますが、採卵した結果、移植できるのは3つだけでした。
しかも3つのうち良い状態のものは1つだけで、長い時間と高いお金を払ったのに実質1回のチャンスに等しく、その1回も陰性反応という形で終わりました。

そのあたりからネットなどで妊活に関する情報を調べるようになりました。天明堂薬局さんに奇跡的に出会えたのはそんな時です。今でも覚えているのですが、ホームページの中の先生の妊活に対する考え方を読んだときに目から鱗というか、今までにない発想に『これだ!』と思いました。漢方は今まで全く試したこともなかったのですが、体質改善というキーワードに共感しました。

店頭でのカウンセリングでは病院では聞かれたこともないようなことばかり。目の疲れ、頭痛、胸の張り、生理痛、経血の状態、便通、食欲などなど、妊活に関係のないようなこともすべて体質を知るうえで重要な内容でした。カウンセリング後の先生の説明はまさに『的中』という言葉がぴったりで、私の体質的な問題が浮き彫りになりました。特に生理に対する意識は間違いなく先生のところに通うようになってから高まりました。

中山先生は体質の変化に応じて今後の妊活プランの相談をしてくれたり、病院での治療のことも聞くことが出来ました。体外受精についても理解が深まり、病院で処方されている薬の必要性も分かりました。漢方薬は採卵の前後で内容が異なっていました。
漢方を服用して私が実感した体質の改善点は『生理痛がかなり楽になった』『生理前の胸の張りが無くなった』『頭痛が起きなくなった』『疲れにくくなった』『便秘が良くなった』『イライラすることが減った』『生理の時の血の塊がサラサラになった』です。

漢方薬を服用して8か月後に2回目の採卵を行いました。結果は採卵数8つ、そのうち使える卵が5つでした。この結果は本当にうれしくて、漢方を飲んでいたおかげだと感じました。
内膜の厚さは若干厚くなり11mmになりました。
そして移植を行い無事に陽性反応が出て、現在、妊娠生活を送っています。

文章を書くのは大学の卒論以来のため、拙い文章になってしまい申し訳ございません。
私的に感じたことを最後に書いておきたいと思います。
漢方薬の服用を決めた時、私の中で『体質改善すれば妊娠できる』と思いましたし、実際、体質は本当に改善されたと思っています。でも、中山先生にお会いできたことは単に『体質を改善できた』という一言ではないと思います。妊活に関する知識やアドバイスを丁寧で分かりやすい言葉で対応してくださったことで、何度妊活にくじけそうになった心を支えてくださったことか。本当に感謝の一言に尽きます。
この文章を書く際にほかの方の体験談も読ませていただきましたが、やはり大切なことはインターネットの情報を自分の勝手な解釈で考えないことだと思います。『他人は他人、自分は自分』という当たり前のことを見失い、他人の考えや経験に自分を重ねる事の無意味さは言うまでもありません。面と向かって妊活へのプロセスを丁寧に考えてくれる、そういう場所を私は天明堂薬局で見つけることが出来ました。
妊活をきっかけに薬膳や生活スタイルへの意識も高まりました。今後もこの経験を生かして生きていきたいと思います。

※個人情報や施設名、漢方薬名などが特定できる箇所につきましては訂正させていただきました。ご了承ください。