不妊治療中の方はヨーグルトは朝より夜がいいかも!
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
当店は妊活相談が4割を占める漢方相談店です。
漢方相談をしていると適した漢方薬をご提案することになるのですが、それと同時に適した食事内容のアドバイスをさせていただきます。
その中で少し気になるのが『朝食にヨーグルトを食べている』というお客様が多い事です。
確かに『ヨーグルト』と聞くとなんとなく『朝食』ってイメージがありますよね。
ただし、不妊治療をしている方は、朝よりも夜に食べた方が良いかもしれません。
今回はその理由について書いてみますね。
ヨーグルトは清熱作用、つまり陰の食べ物
食べ物には大まかに陰、平、陽の性質があります。
ざっくりといえば
・陰→体や心を冷やしたり潤いを与える
・平→温めも冷やしもしない
・陽→体や心を温めたり余分なものを発散させる
となります。
ヨーグルトは陰の食べ物になります。
そのため、ヨーグルトは心や体をクールダウンさせる働きがあるわけです。
さてさて、ここでポイントになるのが、1日の陰陽のリズムです。
1日を陰陽に分けると
太陽が昇ってから沈むまで→陽の時間
太陽が沈んで翌朝、また昇るまで→陰の時間
となります。
つまり、朝食は陽の時間を支える大切な栄養補給ということになります。
陽は活動、上昇、軽快、温かい、外向き、という特徴があるので、陽の時間には心と体は陽の状態になっていることが理想的といえます。
逆に陽の時間に陽が足りないと…
怠い、停滞、重い、内向き…となってしまうわけです。
そんな陽の時間の食事に陰の強いヨーグルトを食べる事は、あまり良いとは言えません。
朝食は、温かい&温性食材(肉、魚、ネギ、生姜、ニラなど)を意識して食べると良いでしょう。
では、夜はどうでしょうか?
夜は陰の時間になるため、心と体は興奮が静まらなければ良い睡眠はとれません。
つまり夜ご飯に
・辛い物を食べる
・揚げ物を食べる
・暴食する
・アルコールを飲む
は、良くありません。
なぜならこれらは「陽が強くなる食事」だからです。
これでは陰の時間に心と体が陽に傾いて質の良い睡眠をとることができません。
質の良い睡眠がとれなければ、良い精子・良い卵子を育てる事はできません。
その点、ヨーグルトは陰の食材であるため、夕食にお勧め食材となります。
もちろん、腹7分目程度に抑え、消化の良い食事内容であることが大前提です。
まとめ
私たちは食べたものから作られています。
そして、私たちは「動物」であり、自然界に生きる生き物の1種にすぎません。
自然の法則、食べ物の法則を守ることが、より生物として自然な状態になると思います。
今回はヨーグルトを取り上げてみましたが、その他の食材も同様です。
もしご興味がある方はぜひご来店くださいませ!