貴央先生の漢方ブログBLOG

感染症と不妊

こんにちわ、天明堂薬局の中山です。

 

今日は久しぶりに妊活に関するブログを1つ書きたいと思います。

妊活において卵管は詰まることなく通っていることがとても重要です。

そもそも卵管は子宮と卵巣を結ぶ約10cmほどの管状の臓器です。

細いところになるとなんと1mmほどの細い器官になります。

 

実は卵管は感染症などで閉鎖することがよくあります。

 

また完全な閉塞でなくても卵の補足ができにくくなるなど、不妊の原因にもなり、不妊でお悩みの方の約35%はこの卵管のトラブルによるもの、と言われるほどです。

 

卵管のトラブルは癒着などの原因もありますが、意外と無視できないのが感染症によるものです。

 

頻度の高い性感染症としては第一にクラミジア感染症があります。

クラミジア感染症の厄介なところは、症状がほとんどないため治療を受けない人が多い事です。

そのため、治療が遅れることで卵管の炎症を招き卵管の閉塞を起こすケースがあります。卵管はなるべく閉塞箇所がない方が良いので、完全な閉塞でなくても妊娠に影響を与えることがあります。

 

淋菌感染も不妊の原因として挙げられます。

淋菌の症状はおりものが膿性になったり痛みや発熱もあるので、自覚症状で分かる場合もありますが、中には無症状な場合もあります。

淋菌もまた卵管留水腫などを引き起こし妊娠に影響を与えます。

 

性感染症も無視はできません。

一部の報告では25歳未満の骨盤内感染症(PID)の60~80%を占めるという報告もあり、もっとも身近な感染症とも言えます。

性感染症が原因で卵管炎などを起こすと、およそ1/5が不妊症になると言われています。

 

 

このように女性の安心安全な妊娠にとって感染症はとても厄介なものです。

特に現代女性は男性並みに働くことが要求され、不眠、過労、ストレス、いい加減な食事、飲酒、たばこなどにより免疫力が低下している人がとても多いです。

これは私が店頭でご相談を受けていても、本当に強く強く感じるところであります。

体への過剰な負担は免疫力の低下を招き、感染症を引き起こす&悪化させることが考えらえます。

 

晩婚化の加速が止まらない現代。今すぐに妊娠を望まない場合でも卵巣や卵管などを感染症から守ることはとても重要です。

 

生薬の中には「免疫力を高めるもの」や「ばい菌やウィルスに効果のあるもの」がたくさんあり、衛生面で問題のあった昔の人はそれをお茶として服用していました。

 

普段飲んでいるお茶をほんのちょっと体に良いものに変えてみるのも良いかもしれませんね。

 

 

というわけで、今回は感染症と不妊に関するお話でした。

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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