貴央先生の漢方ブログBLOG

漢方妊活ー卵子の老化について思う事ー

「加齢とともに卵は老化する」

 

以前、こんな言葉がTVで放送され、大変な反響を呼びました。

 

この「卵の老化」については私も様々な学会などに参加させていただいておりますが、意外と意見が分かれるところもあります。

 

「卵子の老化だけはどうしても防げない」

という先生もいる一方で

「卵子は甦る」

と訴える先生もいます。

 

私の見解としては、卵子の老化がたとえば卵を包む「透明帯」や「卵丘細胞」の固さであるという点であれば、「若返りは可能」と思います。

 

中医学においては透明帯や卵丘細胞の硬さの原因は血行不良を意味する瘀血や、うるおい不足を意味する陰虚かくると考えられているため、血行を良くし体に潤いを与えることができれば、透明帯や卵丘細胞の粘土も緩む可能性があると思います。(補陰活血法)

精子と卵子に出会いやすくなるため、受精障害の問題にはとても有効だと思います。

 

これは実際に私が店頭で対応した例からも、感じるところであります。

 

しかし、人間も動物ですから、やはり「若返る」「甦る」という表現は誤解を与えかねないと思います。

なぜなら人は生まれたときから死に向かっているのは運命ですから。

 

ゆえにまとめると

「中医学の理論では、加齢からくる瘀血や陰虚が原因で起こる透明帯や卵丘細胞の硬化に対しては改善が可能」

と思います。

 

血行を良くする漢方薬や補陰薬を上手に利用すると良さそうですね。

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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