酒は睡眠の質を悪くする 絶対に!
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
さて、皆さんはお酒を飲んだ翌日スッキリ眼が覚めますか?
私は500mlのビールを1本飲んだだけでも翌朝はなんとなく倦怠感があります。
酒は昔から睡眠の質を悪くすると言われていますが、不眠の漢方相談にご来店される方の中には【酒だけはなかなか止められない】という人も少なくありません。
今回はなぜ酒が睡眠の質を悪くするのかを改めて皆さんと共有したいと思います。
キーワードはアセトアルデヒド
酒が睡眠の質を悪くする理由の一つとして、酒が体内で分解されたときに生じるアセトアルデヒドの存在があります。
アセトアルデヒドは交感神経への刺激が強いため、就寝前に飲むと睡眠中も脳は興奮状態になります。
そのため、些細なことで中途覚醒を起こしやすく熟睡することが出来なくなります。
また、酒は利尿作用があります。
就寝中も尿意によって眼が覚めてしまいその都度、トイレに行ってしまうと継続的な熟睡はできなくなります。
質の良い睡眠とは心身ともにリラックスした状態を継続することです。
そのため、酒は睡眠の悩みを抱えている人にとっては絶対に避けなくてはいけません。
まとめ
不眠の相談で漢方薬を服用していても、酒はその漢方薬の効果すらも打ち消すほど眠りの質を悪くすることがあります。
飲酒が習慣化している人もいると思いますが、睡眠のためには酒量を減らすことから始めてみましょう。