「何もしない」をしてみよう

こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。

みなさーん!疲れていますかー!?

なんて声掛けをするのも、実は最近、メンタル系の疲れを訴える新規のお客様が増えているんです。
今日のブログはメンタル系疲労において気を付けたいことを書いてみたいと思います。

「何もしない」も立派な方法

「休日の日でも、疲れてしまって何もできません」
そんなことをおっしゃられたお客様がいました。

「休みの日に何もしないのは悪い事」
そう思われる方も多いのかもしれません。

しかし、漢方的に考えるとこれも一つの養生です。

漢方の世界には気という考え方があり、いわゆるエネルギーのような存在です。
・やる気
・気持ち
・気配り
・気丈にふるまう
・気を入れる
・気が強い
なんて言葉がありますよね。
気が弱っていれば
・やる気がない
・気持ちが弱い
・気配りが辛い
・気丈にふるまえない
・気が入らない
・気が弱い
というわけですから、誰にも会いたくない、何もしたくない、元気な振りをしたくないとなるのは当たり前です。
そんな状況なのに、「休みの日は何かしないと、だれかと会わないといけない」なんて自分の首を絞めるようなものです。

気が弱っている人は、無駄な気を遣うことなく、気を補うような過ごし方をお勧めします。

ダラダラは決してだらしない状態ではなく、疲れた心と体を回復する大切な時間なのです。

まとめ

SNSの影響で、キラキラした休日を過ごす人が嫌でも目に入ってしまう人も多いと思います。
しかし、それはあくまでも「SNSの世界」です(笑)
SNSでは分からないような現実もあるかもしれませんから、そこに引っ張られる必要はありませんよ。
気の消耗を感じたら積極的にダラダラして、気を補う休みにしてくださいね。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。