求められていない頑張り

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は漢方の話というより、ふと気が付いたことについて書いてみようかな、と思います。

タイトルの『求められていない頑張り』、皆さんは経験ありませんか?

自分が【しっかりやろう!】と気合を入れて時間を割いて頑張ったのに、実はその頑張りを求められていなかった、というケースはよくあります。

例えば、プレゼンテーションなど。
【より良い資料を作成するために、イラストや見栄えの良さにこだわったけど、実はそんなことを求められていなかった。】
ということは、一度は経験があるのではないでしょうか?

人は時として求められている以上に頑張り過ぎてしまうものです。

もちろん頑張ることに意味がない、という事ではありません。

しかし、頑張り過ぎは心の余裕をなくしてしまい、マイナス効果を発生させることもあります。

例えば
・仕事を頑張り過ぎて、疲れてしまい、イライラして、家族にあたってしまう
・頑張っている姿をアピールしようとしたけど、かえって【余裕がない印象】を与えてしまう
・頑張り過ぎて、逆に【仕事ができない印象】を与えてしまう
・家の掃除をこだわり過ぎて、他の家事が疎かになる
ということもあります。

【頑張ることは良い事だ】という呪縛にハマると、自分の首を自分で絞めかねないのです。

さらに気持ちに余白がないと、新しい事にチャレンジするきっかけや、誰かを思いやる余裕、全体を見る力も低下してしまいます。

周りが見えて、新しいことにチャレンジし、他人を思いやる余裕がある人は、結局のところ、自分の心と時間に余裕があるからできるのだと思います。

特に40歳以降は、残念ながら気力・体力は低下し始めますから、若い時と同じようには頑張れません。
気を配る余裕も落ちれば、疲労を回復する力も落ちます。
【まだまだ若い人には負けないぞー!!!】
と無理に頑張るモードになると返って、周りに悪影響を及ぼすこともあるので要注意です。

もし今、【頑張り過ぎている気がする】と感じる人は、
今の生き方の中で【そぎ落とせるもの】がないかを一度考えてみましょう

頑張るのではなく、今の気力・体力を維持しつつ、無駄をなくすことで心や時間に余裕を作ることをお勧めしたいな、と思います。

40歳を超えたら、心身をなるべく身軽にする意識を持つことが大切ですよ♪
余裕のある心と体で、余裕のある人生を歩みましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。