貴央先生の漢方ブログBLOG

『美の生薬?』クコの魅力

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は久しぶりに生薬の解説を一つ。

今回ご紹介するのは『枸杞(くこ)』についてです。

枸杞と聞くと『杏仁豆腐の上に乗ってる赤いヤツ』というイメージが強いですが、

欧米では『美の生薬』として有名な生薬です。

枸杞という名前は知らなくても『ゴジベリー』と聞くピンとくる人も多いかもしれませんね。

生薬学的に枸杞は『滋補肝腎・明目』の効果が期待されます。

滋補肝腎とは字のごとく『肝と腎の陰を補う』ということです。

漢方において肝には『目に穴をあける』『疏泄作用』『肝の華は爪にあらわれる』などの働きがあると考えます。

これはざっくり言えば「肝血が不足すると視力に影響し、自律神経が乱れ、爪がもろくなる。」ということです。

また『肝は血を蔵す』という考え方からも、生理がある女性にはお勧めで、血虚が目立つようであれば日頃から少しずつ摂取したい生薬です。

 

漢方において腎は『精を蔵し、生殖、発育、成長を主る』という考えがあり、これはすなわち腎が衰えると老化が始まるということです。

「人の老化は腎の老化」という言葉からも、腎の弱りが「老ける」に直結することが分かります。

漢方において、年を重ねても若々しい人は「腎が強い」という表現もします。

そういう意味でも肝と腎を補うことは今でいう「アンチエイジング」と考えられます。

西洋医学的にも枸杞は抗酸化作用が非常に高いことが分かっており、体を酸化から守る=老化予防の生薬として有名です。

海外セレブがスムージーの材料として枸杞を入れている動画をアップしていることからも、日本よりも海外の方が『美容、老化予防の生薬』というイメージが強いのかもしれませんね。

枸杞はそのまま食べても甘味があり美味しい生薬ですが、お勧めはヨーグルトやサラダに混ぜて食べる事。

我が家でもヨーグルトに混ぜたり、小腹が空いたときのおやつとして食べています。

注意点は「食べすぎると便が緩くなる」という事。

美味しいし美容に良いからと言って、食べすぎにはご注意を!

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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