夏の暑さは悪夢・不眠の予兆
こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。
今日から本格的に暑くなり週間天気予報を見ると最高気温は軒並み35℃を超えています。
暑い夏がいよいよ始まりますね。
暑い夏になると人によっては怪談噺に盛り上がることもあるでしょう。
怪談噺の枕詞と言えば「あれは蒸し暑い真夏の夜のことであった…」ですよね。
そう、悪夢や不眠は「暑さ」ととても関連性があるのです。
今回はそんな夏の暑さがもたらす悪夢や不眠について書いてみたいと思います。
睡眠は陰、夏は陽の最盛期
この話を解くカギは陰陽学にあります。
陰陽学とは簡単に言えば、この世のすべてのものは陰と陽に分けられる、という考え方です。
例えば、陰=冷、月、夜、静、下降、内向き、水 であるなら、陽=温、太陽、昼、動、上昇、外向き、火といった具合です。
1日の活動を陰陽に分けると、日中は陽であり明るい場所で活動的に過ごすことが理想的と言えます。逆に夜は陰であり暗い場所で静かに過ごすことが理想的と言えます。
そういう意味でも睡眠は陰、ということになり夜は陰の環境で過ごしたいところです。
しかし、夏は1年の中でも最も陽の特徴が強い季節です。
そのため、夜の時間になっても陽の影響が残りやすく、「寝つけない」という状態が起きてしまうのです。
また、仮に眠れたとしても完全に陰の状態になることが難しく、深い睡眠をとることができない人も増えます。つまり眠りが浅く夢を見てしまうことが増えるのです。
夏の寝苦しさに、睡眠の浅さも相まって、悪夢を見てしまうことが増えてしまいます。
まとめ
幽霊を見たりするのが冬よりも夏に多いのはこう言った背景が考えられます。
夏に悪夢や幽霊を見ないためのポイントは寝室環境をしっかり陰の状態にすること。
・寝室をしっかりとクーラーで冷ます
・夕食に揚げ物や香辛料を取らない
・夜に喧嘩や激しい映像を観ない
などを気を付けると良いでしょう。
実は私も今まで幽霊(変な物体)を見たことがあります。
あの日も確か、深酒をしていたような気がします(笑)
皆さんも気を付けてくださいね!