貴央先生の漢方ブログBLOG

その頭痛、鎮痛剤で抑えます?漢方薬で治します?その⑥

こんにちわ、天明堂薬局の中山です。

 

今日の頭痛は血行不良が原因で起こる『瘀血頭痛』についてです。

 

この頭痛もかなり多いタイプと言えます。

 

中医学には『不通即痛(ふつうそくつう)』という考え方があります。

これは『流れが悪くなっている場所は痛みを起こす』という意味です。

 

つまり、血流が悪い場所は痛みを起こす、という考え方です。

 

このタイプの頭痛は場所が固定的で痛み方が激しいのが特徴です。

イメージとしては頭痛が辛すぎて鎮痛剤を飲まないと何事を行うにしてもままならない、という感じでしょう。

 

瘀血体質の人は頭痛以外にも肩こりやイライラ、疲労感、末端の冷え性、顔色が暗い、経血に塊が出る、生理痛が強い、などの特徴がみられます。

現代人は運動不足、シャワーで済ませる、睡眠不足、デスクワークの傾向が強いため、漢方相談にご来店される方の多く方に瘀血症状がみられます。

『人の老化は血の老化』という言葉もあるくらい、血は人間が元気に長生きするために重要な存在です。

頭痛をきっかけに『栄養のある血、十分な量の血、流れが良い血』への体質改善を始めていくことをお勧めします。

 

ー瘀血改善の代表的な漢方薬ー

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

とても有名な瘀血改善の処方です。

配合中の丹参(タンジン)は補血作用も期待されると言われていますが、しっかりと補血作用を期待するのであれば、婦宝当帰膠などを併用するのがお勧めです。この2薬を併用することで先ほどの『栄養のある血、十分な量の血、流れが良い血』への体質改善が期待できます。

 

また、瘀血体質は気の流れも悪くなる(ストレス過多になりやすくなる)ため、気の流れを良くする処方を合わせるのも方法として考えらえます。加味逍遙散などを併用することでイライラを伴う瘀血頭痛などに効果的になる場合があります。

 

ー生活面でのアドバイスー

瘀血頭痛の人は血流が悪くなることで痛みが起こるため、日頃から血流を改善する生活習慣を意識しましょう。

冷たいものは食べないようにする、運動する時間を確保する、入浴する、7時間程度の睡眠を確保するなど、これらのことを意識することも大切です。

逆を言えば瘀血改善の漢方薬を服用してもこれらの生活習慣が乱れていると改善も順調にはいきません。

激痛を伴う瘀血頭痛だからこそ、漢方薬と生活習慣改善で早めに改善していきましょう!

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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