貴央先生の漢方ブログBLOG

その頭痛、鎮痛剤で抑えます?漢方薬で治します?その⑤

こんにちわ、天明堂薬局の中山です。

 

 

 

 

頭痛シリーズもようやく『その⑤』まで来ました

 

今回の頭痛は体質が原因で起こる内傷(ないしょう)頭痛のひとつである…

 

肝火(かんか)頭痛

 

についてです。

 

このタイプの頭痛は結構多いんじゃないかなぁ…と思います。

頭痛以外にも生活に悪影響をきたす症状を併発することがあるので、思い当たる人はすぐにでも治したい頭痛です。

 

それでは見ていきましょう!

 

肝火頭痛とは一口に言えば『イライラ爆発型頭痛』です。

 

『火』という文字が入っていることからも想像できるように、心が燃え上がっているため興奮状態になりやすいです。

 

例えばジャイアンが『ノービーター!!!!』と怒るときに目がメラメラと燃えていますよね。

孫悟空が『クリリンのことかー!!!!』と叫んだとき、髪の毛が逆立ちましたよね。

 

人は興奮したり怒りの感情が爆発するとエネルギーが頭部に急上昇します。

ですから、火が燃え上がっている人は声が大きく、目つきが鋭く、怒りっぽく、威圧的で、落ち着きがない状態になります。

 

 

 

このように肝火頭痛を起こす人は頭痛に悩むばかりでなく高い確率で人間関係もうまくいかない場合があります。

 

これから新生活や社会環境が変わる人はすぐにでも肝火体質を改善していきましょう。

 

 

<肝火体質の重要な食事の注意点>

肝火体質は心と体に過剰な熱がこもっているのが特徴です。

そのため、香辛料、油っぽいもの、消化の良くないもの、高カロリーは基本NGです。

麻婆豆腐やチャーハン、ラーメン、ハンバーガー、フライドポテト、お酒などが上記に該当します。

麺類が好きな人はラーメン→蕎麦に変えてみたり、フライドポテト→ジャガイモの煮物に変えたりしてみましょう。

お酒も可能であればノンアルコールなどに変えてみると改善が早くなります。

 

 

<肝火体質にお勧めの漢方薬>

瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)

肝火が燃えている人へお勧めしたい有名な処方です。

味は苦みがありますが、肝火が燃えている人にはこの苦味も抵抗なく服用することが出来るでしょう。

止痛作用のある生薬は入っていませんが、体質が改善されることで頭痛などの諸症状が気にならなくなるとても興味深い処方です。

 

清営顆粒(せいえいかりゅう)

肝火頭痛を起こしていてさらに強い便秘がある場合には清営顆粒なども効果的です。

「清営」とは「体の内側を清める(デトックスする)」という意味があります。

大便がホカホカと温かいことからも分かるように、便を出すということは体内の熱を外に放出することになります。

便秘が強くなると熱が外に放出されにくくなるため、熱が溜まりやすくなり、その熱が上昇することでイライラや興奮を助長します。

体格が良く便秘傾向の方はこの処方をサポート的に服用するのも良いでしょう。

 

 

肝火頭痛は体内に過剰なエネルギーや熱がこもることが大きな原因です。

普段から運動などでエネルギーを放出する機会を持つことも大切な養生の一つです。

 

これから日照時間が長くなるにつれて陽気が高まってきます。

過剰なエネルギーを溜め込むことで頭痛やイライラを起こさないようにするためにも運動、食事、漢方薬で体調を整えていきましょう!

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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