米の漢方薬膳的効果とは?

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は米について漢方薬膳的に解説したいと思います。

意外と『米の効果』って、知っているようで知らないかもしれないですね。

米を漢方薬膳的に考えると以下のような働きがあります。
・補気作用→エネルギーを補う
・補脾作用→消化器系の働きを良くする
・弛緩作用→リラックス効果がある

いかがでしょうか?

何となくイメージ通りの効果ですね(笑)

補気作用とは字のごとく『気を補う作用』です。
気は心身を活動的にするエネルギーなので、気が不足すると
・元気が出ない
・やる気が出ない
・気丈に振舞えない
・気配りが面倒くさい
など、メンタル的にも肉体的にも『怠さ』を感じます。

また、米は甘みがあるため、味覚による働きも期待できます。
甘味には弛緩作用(緩急とも言います)があり、『緊張をほぐす』事が期待できます。

ご飯を食べるとなんだかリラックスして気持ちも安らぐ経験は誰しもありますよね?

さらに甘味は脾胃の働きを改善することも期待できるので、胃腸が弱い人はジャンクフードを食べるよりもお米を食べてほしいところです。

というわけで、お米は
・心身のエネルギーになる
・リラックス効果あり
・胃腸を元気にする
と、覚えておきましょう!

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。