貴央先生の漢方ブログBLOG

汗のかき方も体質が影響していることがあります

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

 

暑い夏、汗がダラダラと流れて嫌な気持ちになる事もありますね。

 

中医学や漢方の世界では、一口に汗をかくと言っても、汗の出方などにより体質の違いを考えます。

 

よくある例が

①日中に何もしていなくても汗をかいて、少し活動しただけでも汗のかき方が強くなる

②寝ているときにダラダラと汗をかいてしまう

 

というものがあります。

 

①は陽虚(気虚)タイプに見られ、②は陰虚タイプに見られることが多いので、①と②は真逆な体質の可能性があります。

 

気と陰が両方不足している、『気陰両虚』タイプでは①②の両方がみられることもあります。

 

①の陽虚は陽(温める、活動的)が不足しているため、冷え性や浮腫み、倦怠感などを起こしている人に見られがちです。

②の陰虚は陰(冷やす、冷静、潤い)が不足しているため、火照り、イライラ、口の渇きなどを起こしている人に見られがちです。

 

特に②は更年期障害の女性に多く見られる印象があります。

 

そのため、①のような汗のかき方をしている人は気を補う事、特に衛気を補うことが大切です。

黄耆などの生薬が配合されている処方をお勧めします。

 

②のような汗のかき方は陰が不足し陽が上がっている可能性があるので、陰を補いようを抑えることが大切です。

六味丸に知母や黄柏が入った処方はまさに瀉火をし陰を補う素晴らしい処方です。

更年期による火照りなどにもお勧めです。

 

汗に関しては他にも大汗や戦汗などがありますが、日常的にみられる汗ではないので今回は割愛しました。

 

日頃から汗でお悩みの方はまず、①のタイプか②のタイプかからスタートしてみると良いでしょう。

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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