貴央先生の漢方ブログBLOG

悪露と漢方

出産を終えていよいよ赤ちゃんとの生活がスタート!

喜びと希望にあふれる毎日を過ごしたいところですが、産後の母体は気血が低下し、産前のような状態に戻るまでには時間がかかります。

漢方や中医学においても産後に表れる体調不良は『産後病』と呼ばれ、古来より研究が行われてきました。

今回は産後病の中でも『悪露』に注目して、その原因と漢方による改善方法をご紹介します。

 

悪露の原因

悪露は『瘀血内阻』、すなわち、『瘀血(血行不良に近い物)』が原因と考えられています。

そもそも出産は多くの気血を消耗します。

特に気には推動作用と呼ばれる気血水を動かす働きがあり、気が不足した状態である『気虚』になると血を流す力も停滞します。

本来であれば、産後は気血を回復するまで安静にすることが求められますが、現代日本では産後の育児がワンオペ状態になっている方も多く、自分の体力の回復もままならないママが多いように感じます。

 

悪露と漢方薬

悪露を改善するためには『気血を補う漢方薬』と『活血化瘀(血流を改善する)薬』を考えます。

これらを両方兼ね備えている漢方薬などもありますが、悪露の程度や体質に応じて処方は考えていく必要があるので、漢方薬を服用される際は必ずご相談ください。

 

まとめ

悪露は一般的に1か月くらいで回復しますが、気血が不足していたり瘀血があると長引くこともあります。

産後の体調回復はそのまま育児にも影響します。

山あり谷ありの育児期間を心元気、体元気に過ごすためにも『体質を強化する』ことを大切にしてくださいね。

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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