貴央先生の漢方ブログBLOG

ストレスは妊活に良くない、漢方薬で対策を…

こんにちわ、天明堂薬局の中山です。

 

当店はご来店のお客様の7割が妊活相談になっております。

多くの妊活中の方にお会いする中でよく質問されるのが

『ストレスは妊活に良くないですか?』

ということ。

今回はストレスと妊活について漢方的な視点で書いてみたいと思います。

 

まず、漢方においてストレスを考える場合、五臓の中の『肝』が非常に重要なポイントとなります。

肝は疏泄機能という、気や血の巡りをコントロールする働きがあり、疏泄機能が低下すると血行不良を表す瘀血

イライラや鬱々を表す気滞(きたい)を招きます。

現代医学における『自律神経の乱れ』が肝の疏泄機能の低下に比較的近い考えです。

つまり、心理的なストレスや寝不足、夜更かし、アルコール、偏食、季節の変わり目など人間が本来持っているリズムを崩すような外的要因が加わると

自律神経が乱れ、肝の疏泄機能が低下します。

 

肝と妊活に関しては古来より『肝は女性の先天』とも呼ばれるほど、重要なかかわりがあります。

経絡的にも肝の経絡は直接子宮を通過するので、肝の乱れは生殖機能の乱れに直結します。

 

・ショックなことがあって生理が止まってしまった

・ストレスの強い環境に身を置いたら生理が止まってしまった

・夜勤のある仕事を始めたら生理周期が乱れた

などを経験された方も多いのではないでしょうか?

 

卵胞の成長や排卵、安定した高温期を保つためにもストレスを軽減し肝の働きを良くすることはとても重要です。

 

肝の疏泄機能を改善する漢方薬は様々ありますが、おそらく一番身近な漢方薬は加味逍遙散ではないでしょうか?

病院などでもPMSやストレスの改善を目的とした漢方薬として処方されやすいものです。

 

しかし、この加味逍遙散は少し注意点が必要です。

それは牡丹皮、山梔子という2つの清熱作用のある生薬が入っていて下痢気味や冷え性の人には使いにくい点です。

 

多くの女性は冷え性で悩んでいることが多いので、できれば牡丹皮や山梔子を抜いた逍遥散の方が良いかもしれません。

 

他にも肝の働きを改善する処方は様々ありますが、処方により特徴や合う人合わない人がいますので、自己判断せずに必ずご相談の上服用してください。

 

 

ただでさえストレスが付きまとう妊活。

そのストレスを和らげるためにも肝の働きを良くする漢方薬はお勧めですね!

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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