受験生に伝えたい事 「力は抜いて、手は抜かない」

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

 

例年10月後半あたりから受験生の漢方相談が増えてきます。

 

・頭痛がする

・イライラが酷い

・生理痛で勉強に集中できない

・合格できるか不安で眠れない

 

などの相談がとても増えます。

 

そんな受験生のご相談を受けていると、いつも浮かんでくる言葉があります。

それが、

「力は抜いて、手は抜かない」

です。

 

私も今年で39歳になりましたが、思えば20代の頃って無駄に力んでいた感じがします。

 

良く言えば「熱心、熱中、情熱的」という事なんですけど、無駄に疲れて計画が続かない、なんてこともありました。

 

計画を全うするために一番大切なことは、力む事ではなく、計画を遂行することですよね。

 

それが、変な力の入れ方をして疲れてしまい、遂行しきれずに断念したことが多々あります。

 

40歳を手前にして、仕事以外の時間が増えて、昔のように仕事一辺倒という生活ではなくなりましたが、計画されたお店の業務はすべて遂行できるようになりました。

 

これはおそらく仕事にかけられる時間が短くなったことで、「手を抜かない意識」が高まったからなんじゃないかな?と思っています。

 

力を入れることは決して悪い事ではないけど、力むあまりにゴールテープを切る前に疲れてしまってはダメですね。

 

これから受験シーズンです。

 

何十時間勉強するか?よりも、合格するためにはどう過ごせばよいか?を意識することが大切です。

 

無駄に睡眠時間を削って勉強してませんか?

帰宅して入浴して頭も体のボーッとした状態で勉強していませんか?

 

脳は疲労した状態では活動は低下します。

 

体だって疲れた時に「運動しろ!」って言われたら無理じゃないですか?

 

だから長時間勉強してるのに暗記できない、何を勉強したから分からない、という状態であれば、

 

時間が短くても朝に集中して勉強する、という方法を試すべきです。

 

このように、努力することが正しい!と考えず、結果を出すための行動を遂行し、さらに努力することが正しいという考えが大切です。

 

漢方的なサポートとしては

 

・頭痛がする→血流を良くし頭痛を軽減させ勉強に集中する

・イライラする→気の巡りを良くする漢方薬で勉強に集中する

・生理痛で勉強に集中できない→生理痛を緩和させ、心配や不安を軽減し勉強に集中する

・不眠→質の良い睡眠をとれるよう漢方でサポートし、脳の疲労をとる

 

ということが出来ます。

 

目標に向かってがむしゃら!のまえに、目標を遂行するための客観的アプローチをしましょう。

 

それがまさに

 

「力は抜いて、手は抜かない」

 

です。

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。