貴央先生の漢方ブログBLOG

痔の改善に漢方薬はお勧めです

こんにちわ、天明堂薬局の中山です。

 

今日の話題は痔について。

 

痔の改善には座薬や塗り薬を使用することが一般的ですが、痔を「根本から解決する」という意味では漢方薬はかなりお勧めです。

 

その理由は痔が様々な原因からなるからです。

原因の異なる痔の特徴を理解すれば、根本的な解決も期待できます。

 

今回は漢方的に見る痔を発生させる原因について書いていきましょう。

 

痔が起きる原因は3タイプに分かれます。

それは暴飲暴食、瘀血、気血不足、です。

 

それぞれについて少し詳しく書いてみます。

 

①暴飲暴食タイプの痔

胃腸の働きを超えるような暴飲暴食をすると消化しきれずに体に過度な熱を発生させます。

特に脂っこいもの、酒、辛い味付けは熱を発生させやすく痔を悪化させる最たる要因となります。

 

このタイプの痔の特徴は肛門に熱感があることです。排便時などに肛門がヒリヒリと感じる時は熱がこもっていると考えて良いでしょう。

また尿の色も黄色くなりやすく、顔色も赤みを帯びていたり、口臭がきついこともあります。

 

②瘀血タイプの痔

瘀血とは血行不良に近い症状です。デスクワークや長時間の運転などが続くと肛門付近の血流が悪くなり痔を形成します。

また、排便時に強くいきんで局部を圧迫することでも瘀血は発生しやすくなります。

トイレにこもっている時間が長い人は気をつけなくてはいけません。

 

 

③気血不足タイプの痔

かなり珍しいタイプですが、気や血が不足しても痔になる場合があります。

気には推動作用という働きがあり、気が不足すると血の流れが悪くなることがあります。

そのため、慢性疾患や妊娠や産後、虚弱体質などにより気が不足している人にも痔は発生します。

これはつまり気血不足が引き金で瘀血になるパターンと言えます。

 

 

このように痔の発生には様々な種類があり、またこれらの原因が複合的になっていることもあります。

①+②であれば

暴飲暴食で運動不足、お酒が好きで体格も良く赤ら顔、口臭もある人

 

②+③であれば

日頃から疲れやすく体力がない、気力もなく、運動習慣のない人

 

…と、なりますね。

 

このように一見、真逆な体質に見えても痔を発生させる要因があります。

 

そのため、痔を解決するには、それぞれの体質を見極める必要があるのです。

 

そして痔を発生させる要因は痔だけにとどまらず様々な体調不良や病気の引き金となります。

痔なんて薬を塗っておけば問題ない、と軽視しないことです。

 

もし、痔でお悩みの方がいれば専門の漢方薬局でご相談されることをお勧めいたします。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

Twitter