口臭が気になる人にお勧めの漢方食養生
こんにちわ、天明堂薬局の中山です。
今日は病気というほどではないけど気になるトラブルの一つ『口臭』についての漢方食養生です。
口臭を漢方的に考えるとまず思い浮かぶ言葉が【胃気上逆】です。
少し難しい言葉のようですが、砕いて書くと『胃のエネルギーが上がってきてしまう症状』ということです。
漢方の世界では胃は食べ物を一時的に納めて、下に降ろす、という考え方があるので、胃の気が上がるのは自然の流れからすると『逆』ということです。
そのため、『上逆』という言葉が用いられています。
胃気上逆は、暴飲暴食か胃の働きが良くないことが原因として考えられます。
暴飲暴食をすると胃の処理能力(一時的に納め下降させる働き)が追い付かなくなり、胃の中に溜まった気が熱となって上昇します。
暴飲暴食をしていないにも関わらず、口臭がする場合は胃の働きがそもそも弱く、普段の食事量すら処理できていない、と考えて良いでしょう。
口臭が気になる場合は胃に熱が溜まらないようにする食材が適しています。
代表的な食材には
・キュウリ ・トマト ・レンコン ・豆腐 ・キャベツ ・アスパラガス
などが挙げられます。
豆腐に刻んだキュウリとトマトを乗せて、ポン酢で食べる、なんていかがでしょうか?
サッパリとして夏にお勧めですね!
胃熱を冷ます漢方薬として黄連解毒湯などが有名ですが、体質や状況に応じて使い分ける必要があるので、
服用の際は必ずご相談くださいね!