【そんなに食べてないのに太る人】の漢方的特徴
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は昨日に引き続き、ダイエット関係のブログを書いてみようと思います。
皆さんの周りにも、そしてもしかしたらこれを読んでいるあなたもこんな事ないですか?
『そんなに食べてないのに太る』
理論上は摂取カロリーが消費カロリーより少なければ太るはずはないのです。
なぜ『そんなに食べていない人』が太るのか、それを漢方的視点で解説していきます。
考えられる可能性
脾気虚弱(ひききょじゃく)
脾気虚弱とは現代風に言えば『胃腸が弱くてエネルギーが作れない』と置き換えても良いでしょう。
脾は食べたものを消化しエネルギー源へと変換して体の様々な活動に利用されます。
精神活動にも肉体活動にもエネルギーは必要なため、食べたものからエネルギーを生産することが出来ない脾虚タイプの人は
疲労感がある、息切れしやすい、無気力、覇気がない、風邪をひきやすい、眠くなりやすい、体が怠く重い、舌がボテッとしている
などの特徴があります。
また脾は水分代謝にも重要な役割を果たすため、脾が弱るとガッチリとした固太りというよりも
ポチャポチャと水が溜まっているような太り方をする
特徴があります。
そして、水は重力により下に落ちる傾向があるため、下半身の運動をしないと水分が上半身に上がりにくくなり
お腹周りから下半身にかけて太る
という体型になりがちです。
いかがでしょうか?
脾気虚弱タイプの肥満の方は以下のような生活習慣が多いように思われます。
①運動をしない
②水分は0カロリーだから積極的に飲んでいる
③サラダを中心に食べてお肉や魚を食べない(タンパク質不足)
④デスクワーカー
⑤入浴よりもシャワーの傾向がある
⑥冷たいものを食べることがある
⑦よく噛まない
このようなタイプの人はカロリーを制限する、とか、糖質を制限する、というダイエットをしてもなかなかうまくいきません。
【胃腸の働きを良くすることでダイエットを成功させる】
というアプローチを試していただきたいです。
まとめると…
①胃腸を元気にすることで食べ物からエネルギーを生産し体が活動的になりその結果、カロリーを消費しやすくする。
②水分代謝が改善されるため、余分な水が排出されやすくなり、水太り傾向が改善する。
と、なります。
ダイエットのために胃腸を元気にする!
面白いアプローチですが、ぜひお試しください。