貴央先生の漢方ブログBLOG

下痢の原因を漢方的に考える、その④

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です

 

今日は下痢のお話の4回目。

今回の下痢の原因は圧倒的に多い「脾胃虚弱タイプ」の下痢です。

 

脾胃虚弱とは現代風に言えば「胃腸虚弱タイプ」とも言えます。

今までの①~③の原因はあくまでも下痢を引き起こすトリガーのようなもので、脾胃が丈夫であれば仮に

トリガーをひかれても下痢を起こすことはありません。

しかし、今回の脾胃虚弱はいわば体質的に下痢を起こしやすい状態であるため、ちょっとトリガーをひかれただけで下痢を誘発します。

そのため、あらゆる原因の下痢も脾胃を強化することは重要です。

 

そもそも脾には運化機能と呼ばれる働きがあります。

これは食べたものを消化し体に使われるエネルギーや栄養に変換する機能です。

つまり運化機能が弱いということは食べたものを消化する力が弱く体に吸収されない、ということです。

そのため、しっかりと食事をとっているのに疲れやすい、体力がない、抵抗力がない、顔に覇気がない、お腹の張りなどの症状も併発します。

 

このようなタイプの下痢であれば脾胃を強化する漢方薬を服用します。

脾胃を強化する漢方薬は多種多様にあるため、厳密にはその他の体質なども考慮して決めるのが良いでしょう。

 

また脾胃は冷飲冷食、油っこいもの、消化の良くないものを嫌います

漢方薬で脾胃を強化しようとしても、ビールやアイス、ジュースを飲んだり、揚げ物を好んだり、火の通ってないものを食べると改善が進まないことがあります。

なるべく温かく、油を落とした、消化の良い食事を意識してみましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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