貴央先生の漢方ブログBLOG

下痢の原因を漢方的に考える、その③

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です

 

今日は下痢のお話その③「ストレスからくる下痢」についてです。

 

意外と馴染みがないかもしれませんが、ストレス社会の世の中、ましてやコロナによる外出の自粛などが続くと

知らず知らずのうちにストレスが蓄積されていき、便の状態にも影響を及ぼすことがあります。

 

現代医学においても過敏性腸症候群神経性下痢などは知られているところです。

 

会社や学校に行く日の朝になると下痢をしたり、人前で話す機会にトイレにこもってしまったり…。

 

そのような場合の下痢はストレスが原因と考えて問題ないでしょう。

 

中医学においてストレスにより発生する下痢には大きく2つあります。

 

①もともと胃腸が弱く、ちょっとストレスを感じただけで下痢をしてしまう

②普段は胃腸は弱くないが、とても強いストレスがかかってしまって下痢をしてしまう

 

①の場合はストレスのケアをすることも重要ですが、胃腸そのものを丈夫にすることに重きを置いて対応します。

②の場合はかなり強いストレスが問題となるため、ストレスの緩和に重きを置いて対応します。

 

強いストレスを感じている場合であれば逍遥顆粒などが良いかもしれません。

この処方は気の巡りを改善するため、鬱々とした感情の時に服用するのがお勧めです。

長時間のデスクワーク、生理前のイライラや落ち込み、思春期特有のイライラや鬱々などがある方にはお守りのように服用しても良いでしょう。

 

逍遥顆粒でも下痢が続く場合は五苓散などを併用するのもアリです。

 

このタイプの下痢は原因がストレスであるため、人によっては環境が変わらない限りずっと続く可能性がありますし、ストレスそのものが

体調不良の引き金になるものです。

ストレス社会の現代だからこそ、逍遥顆粒の出番はもっと増えても良いかもしれませんね。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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