妊活中の方へ 朝食にヨーグルトやバナナを食べないで

こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。

今日は妊活中の方のお客様の食事について、注意点を書いてみたいと思います。

カウンセリングをしていると、手軽に食べられるヨーグルトやバナナが“朝の定番”になっている人が多いことに気が付きます。
冷蔵庫から取り出してすぐ食べられる。調理の手間もない、そんな理由から、健康的な朝食として紹介されることも少なくありません。
しかし!
陰陽学の視点から見ると、実はこの「手軽でヘルシーな朝食」が、あなたの体を冷やし、1日のスタートを鈍らせている可能性があるのです。

陰陽学と食事

陰陽学では、1日の時間帯にも陰と陽があると考えます。
夜は陰、朝は陽。太陽が昇り、世界が動き出す朝は、まさに陽のエネルギーが立ち上がる時間帯です。人の体も同じで、朝は体温を上げ、気を巡らせ、活動モードへと切り替える大切なタイミングといえます。
ところが、ここで“陰の食材”を多く取り入れてしまうと、せっかく上がろうとしている陽のエネルギーが抑え込まれてしまいます。ヨーグルトやバナナは、どちらも体を冷やす性質を持つ代表的な陰の食材ですし、特に冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトは、体の中心を冷やし、胃腸の働きを弱めてしまいます。バナナも南国の果物であり、暑い地域で体を冷やすために食べられてきた歴史があります。
もちろん、これらの食材が悪いわけではありません。
陰の食材は、暑い季節や体に熱がこもっているときにはとても役に立ちます。
ただ、「朝」という時間帯との相性を考えると、少し注意が必要なのです。
では、朝はどんな食材が向いているのか?がとても大切なのです。


陰陽学では、朝は陽のエネルギーを後押しする“温かく、消化の良い陽の食材”が理想的とされています。たとえば、温かい味噌汁、炊きたてのご飯、蒸し野菜、卵料理、スープなど。これらは胃腸をやさしく温め、体の中心からじんわりとエネルギーを立ち上げてくれます。


特に味噌汁は、発酵食品でお腹の中から温めてくれる朝の体にとても合う食材です。
具材を変えれば栄養バランスも整い、季節に合わせて陰陽の調整もしやすい。日本の伝統的な朝食が理にかなっているのは、こうした陰陽の視点から見ても納得できます。


一方で、どうしてもヨーグルトやバナナを朝に食べたいという人もいるでしょう。
その場合は、少し工夫をするだけで陰の性質を和らげることができます。
ヨーグルトなら常温に戻す、温かい飲み物と一緒に食べる、シナモンや生姜を少量加えるなど。バナナなら、軽く焼いたり、温かいオートミールに混ぜたりするだけでも体への負担は大きく変わります。


陰陽学は「これを食べてはいけない」という厳しいルールではなく、「その時のあなたに合うかどうか」を見極めるための知恵です。朝の体に、冷たい陰の食材を入れると、エンジンがかかりにくくなる。逆に、温かい陽の食材を入れると、自然と体が目覚め、気持ちも前向きに動き出すでしょう。

まとめ

朝食の違いが、1日のパフォーマンスを大きく左右することは漢方の専門家では常識ともいえる知識です。
しかし、世の中的には食べ物の特性を知るということがあまり認知されていないように感じます。
食材の陰陽や特徴を知ることで妊活にも大きくプラスになりますから、当店で漢方を服用の際には必ず「どんなものを食べるべきなのか?」も一緒に共有していきましょうね!

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。