火照りに緑茶はお勧めだけど、時間と量にご注意を!
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日の宇都宮は最高気温が29℃。
さすがに【暑さ】を感じる人も増えてきています。
暑くなると、多くの人が
・火照り
・息苦しさ
を感じるようになります。
この理由は実にシンプルです。
我々の体はいわゆる【入れ物】であり、体という入れ物に骨や血、水、筋肉、内臓などが納められています。
基本的に物質は温められると上昇するため、暑い日が増えてくると体の中の熱も上昇します。
そのため、体の一番上にある頭には熱がこもり火照りを感じ、息を吸う(下に気を降ろす)のが難しくなります。
特にデスクワークや高齢者、運動不足などは気の巡りが悪くなり、温かいものが上部に停滞しやすくなります。
緑茶は清熱下降 火照りにお勧め
このような時期や状況にお勧めの飲み物が緑茶です。
緑茶は清熱作用があるため、体の中に籠った熱を冷ますことが期待されます。
よくよく考えると
・暑い夏になると冷たい緑茶が美味しく感じる
・会議の時には緑茶が出される
など、心当たりがある人も多いはず。
昔は【お茶くみ当番】なんてのもあって、重役の人が出社すると【濃いめの緑茶】を出したこともありました。
これもある意味で重役の人を清熱させることでイライラさせない、という効果を狙っていたのかもしれませんね(笑)
頭スッキリ緑茶だが、時間帯には要注意
夏の火照りやイライラ、息苦しさには緑茶がお勧めと書きましたが、もちろん注意点もあります。
それが
15時以降は飲まないようにする
です。
ご存知の通り、緑茶はかなりの量のカフェインが入っています。
一般的にカフェインの代謝には7時間程度かかると考えられているので、22時に就寝する場合は15時がギリギリOKな時間となります。
また、カフェインの代謝は加齢や体調によって差も出てきます。
高齢者の場合では12時くらいがギリギリOKなラインかもしれません。
スッキリさっぱりする目的で飲んでいる緑茶が不眠症の原因となっては元も子もありません。
ぜひ服用時間と量には十分に気をつけて、夏の暑さ対策に緑茶を楽しんでくださいね。