朝、憂鬱な人へ 食事のアドバイス

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今週はいよいよ10年に1度の大寒波が襲来するみたいですね。

今日の空模様もすでにどんよりとした天気で、なかなか元気が出る感じではなさそうです。

しかし、悲しいかなこの世はそんなこともお構いなしで、毎日『頑張る』を求められがちです。

なかなかしんどい世の中ですよね(笑)

そんな時に少し役立ちそうな食事のアドバイスを一つ。

朝ごはんにほんの少し『辛味』を足してみると良いでしょう。

味噌汁に七味唐辛子やラー油を入れるのが一番簡単だと思います。

漢方において辛味には気分を発散させる・血流を良くする、という働きが期待されるため、何となく心も体も停滞モードの時には良い味です。

ただし、量はあくまでも少量である事。

過剰に摂りすぎると気血水の消耗を招いてしまいますし、過剰な熱はイライラにつながる事もあるので、体力の有無にかかわらず辛味は少量に抑えるようにしましょう。

逆に食べてほしくないのが『冷たくて水分量の多い食事』です。

冷たくと水分量が多い食事をとると胃腸の働きが低下し、1日を元気に過ごすためのエネルギーの生成が低下します。

これを漢方では寒湿困脾(かんしつこんぴ)と呼びます。

1日の始まりは朝の食事から!どうせなら体と心が動き出すような食事をとりたいですね。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。