目は口程にものを言う?目から分かる体調不良

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

昔から『目は口程にものを言う』なんて言葉もありますが、漢方や中医学の世界でも目の状態は体調を知る一つの手がかりになります。

今回は代表的なものをいくつかご紹介したいと思います。

①目の周りが浮腫む
 目の周りが浮腫んでいる場合、中医学では『水腫』と呼び、いわゆる浮腫んでいる状態を指します。

②目の周りがくぼむ
 目の周りがくぼんでいる場合、中医学では『津液消耗』と呼び、体液の不足が目立つ場合に見られます。

③目尻が赤くなる
 目尻が赤くなる場合、中医学では『肝経湿熱』と呼び、ストレス過多や揚げ物、アルコール、暴食傾向の人に見られる状態です。

④小児が目を開けて眠る
 これはおもに脾胃虚弱と呼ばれる胃腸の弱りが原因で起こると考えられます。

これらは目のトラブルの一部ではありますが、マスク生活をしている昨今、目の状態は漢方カウンセリングにおいても重要な要素となっています。

ご家族やお友達と『目の状態』を確認しあって、自分の体質を知ってみましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。