貴央先生の漢方ブログBLOG

便秘の原因は6タイプ?漢方的原因を知って改善しよう ラスト

こんにちわ、天明堂薬局の中山です

 

今日の便秘の原因は、陰虚便秘です。

 

前回の血虚便秘と同様に腸内が乾燥する腸燥便秘の一種です。

便が潤いを失いやすく硬くなり、肛門まで達しにくくなってしまったり排便が困難になってしまう状態です。

 

そもそも、人間は年を重ねるにつれて潤いを失っていきます。

赤ちゃんのお肌がみずみずしいのに、老年期になると肌のしわも深くなっていきますね。

そういう意味では陰虚便秘は加齢に伴って起きることが多いタイプの便秘とも言えます。

 

加齢の原因以外にも、発熱性疾患が長引いたりすると体内の陽気を冷まそうと陰が消耗され、陰虚体質になる事もあります。

女性であれば、更年期障害で火照りや多汗が続く場合も陰虚の状態になります。

 

このように潤いが足りない陰虚体質の便秘を改善するには陰を補う食事を意識することが大切です。

陰を補う食材には

豆腐 湯葉 トマト 梨 レンコン みかん リンゴ レモン 牛乳 アスパラガス 松の実 きくらげ 小松菜

辺りが身近な食材として浮かびます

 

かと言ってそればかり食べるのも大変ですから、そんなときは漢方薬の出番です。

 

代表的な漢方薬は麻子仁丸です。

使用範囲が広く、穏やかで、長期的な服用も可能です。

細かな話ですが、麻子仁丸は非常に小さな丸剤で、1回に20粒程度服用します。

1回の服用量が多い感じがしますが、これは服用者の便秘状況に応じて量を細かく調節するためです。

粒がとても小さいので飲みにくさなどはないでしょう。

 

また加齢から陰虚体質が気になるのであれば、六味地黄丸をベースとした処方を併用するのもアリです。

年を重ねれば重ねるほどに陰虚は進む傾向がありますから、老化予防のためにも併用するほうが良いでしょう。

 

 

以上のように6回にわたって便秘の原因について書いてみました。

 

食事やストレスなどが原因となる一過性の便秘もあれば

体質的なバランスの乱れや弱さが原因で起こる長期的な便秘がありましたね。

 

特に長期的な便秘は体質を改善しない限りなかなか良くならないものです。

便秘を通して自分の体質を見直し改善するきっかけにしましょう!

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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