漢方養生 梅雨時期は冷飲冷食に気を付けて

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

昨日から梅雨入りのようで、今日も朝からどんより雲ですね。

湿度も高くて空も重くて…、なんとなく気が滅入る人も増えますが、漢方の世界ではその原因の一つに『湿邪』が挙げられます。

湿邪とは字のごとく『湿の邪気』で、長雨など天候が原因の『外湿邪』と、冷たい飲食などにより胃腸機能が弱って水分代謝が低下する『内湿邪』があります。

湿邪に襲われると
・頭重感
・肩こり
・倦怠感
・食欲不振
・下痢
などを起こすので、症状が当てはまる人はすでに湿邪に侵されているかもしれません。

天候からくる外湿邪はどうにもなりませんが、飲食が原因で起こる内湿邪は防ぐ事が可能です。

先にも書いたように冷たい飲食や生ものは胃腸機能を低下させ、体の水分代謝が低下し、不必要で無駄な水が停滞してしまいます。

風呂上がりのビールなどもってのほかです!!

内湿邪を防ぐためにも
冷飲冷食をさけて、なるべく火の通った温かい食事を意識しましょう。

また、お風呂や運動などで汗をかくのも湿邪を防ぐ良い養生です。

時間を見つけて試みてくださいね!

漢方薬には水分代謝を改善するものや、胃腸機能を改善して湿を追いはらうものなど様々なタイプがあります。

梅雨時期にどんよりして辛い時には漢方薬も併用してみてくださいね!

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。