鬱?それ「疲れ」かもしれません

こんにちは、宇都宮市の漢方相談・天明堂薬局の中山です。

長い長い酷暑。
疲れがたまっている人も多いと思います。

そうなると
やる気が出ない・人と会うのが億劫・話す気力がわかない
など、「鬱?」と思うこともありますよね。

今回は疲労がもたらすメンタル不調について書いてみたいと思います。

エネルギー=気。エネルギー不足は気の不足。

漢方には気血水という概念があります。
中でも気は
・活動するためのエネルギー
・免疫力
・臓腑の活動
・新陳代謝
・血や水の循環
などの働きがあります。

特に活動するためのエネルギーであるため、気が不足すれば心身の活動力は低下します。

これは日本語を見ても明らかです。
気持ち
やる気
気丈にふるまう
気配りをする
などありますね。

気がないと
気持ちが弱くなる
やる気が落ちる
気丈になれない
気配りが辛い
という具合です。

そのため、鬱っぽく見えても、実は気の不足が原因であることが多いです。

元気がない=鬱

と決めつけず、

元気がない=心身の疲れ

と、考えることも大切です。

まとめ

実はここ数年、夏休み明け~10月くらいにかけて登校拒否や会社に行けない人の相談が増えるようになってます。
これも夏の疲れが残ったまま過ごしていると考えれば、気の不足が原因の体調不良となります。
鬱を精神的な問題ととらえず、体の問題ととらえれば解決の糸口もきっと見つかるはずです。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。