疲労からくる眩暈・立ち眩み

こんにちわ、天明堂の中山です。

皆さんは疲労がたまった時にめまいや立ち眩みを起こしたことはありますか?

めまいや立ち眩みには様々な原因がありますが、その中の一つに『気の不足』があります。

気とは体や心を動かすエネルギーのような存在で、疲労状態はまさに気が不足した状態と考えます。

 

気が不足し、脳(頭部)にエネルギーが行かなくなると眩暈、立ち眩み、空虚感、物忘れ、などの症状が目立つようになります。

このような状況は単に気を補う漢方薬を飲むのではなく、特に升麻や葛根など気を持ち上げる生薬が入っている漢方薬を選ぶことが大切です。

代表的なものには補中益気湯などがありますね。

また、脾胃(胃腸など)の機能が低下すると気を作る力や持ち上げる力が低下するので、冷たい飲食や消化の悪い物、揚げ物、暴飲暴食なども良くありません。

漢方薬を服用しつつ、食事を注意することで疲労からくる眩暈や立ち眩みを防いでいきましょう。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。