メラトニンのサプリを検討されている方へ

入眠で困っている人がメラトニンのサプリを服用することがあります。

しかし、いまいちメラトニンがどんな働きをしているか?まではご存じない方も多いのではないでしょうか?

メラトニンは別名、『暗闇のホルモン』『吸血鬼ホルモン』とも言われます。

ちょっと物騒な別名を持っていますが、決して危ないものではないです(笑)

メラトニンは松果体から分泌される、いわゆる寝るための準備を整えるホルモンです。

メラトニンは日中はあまり出る事がなく夜になるにつれて分泌量が増していきます。

 

一般的には日中活動し、夜になると眠くなっていくのはメラトニンの分泌も大きく影響しています(ほかにもアデノシンや概日リズムなどの影響ももちろんあります)。

そのため、夜勤がある人、就寝時間が一定ではない人は、メラトニンの分泌が足らないときに就寝しようとしたり、メラトニンが分泌されている時間に活動したりと、入眠障害になる可能性が高まります。

さらに困った事に、メラトニンは加齢と共に減少傾向があるため、年配の人ほど入眠スイッチが入りにくくなります。

高齢で夜勤をしている人はおそらく良い睡眠とは無縁の人生を送っているかもしれません。

そういった意味で、メラトニンサプリは体を睡眠へと誘導しやすくなる事が期待できると言えます。

メラトニンサプリは就寝予定時間の1時間前程度に服用すると良いでしょう。

 

と、ここまで書くと天明堂でもメラトニンサプリを販売しているの?と思われがちですが、当店ではメラトニンサプリは扱っていません(笑)

IHERBやアマゾンなどでも気軽に買えるみたいですから、眠りを良くする漢方薬のサポートにお試しください。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。