生理痛 鎮痛剤が必要なければ問題なし?
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は生理痛に関するお話を一つ。
女性のみなさん、生理痛はありますか?
生理痛は当店においてご相談件数の多い内容の一つになります。
【生理が来るたびに鎮痛剤を服用しないと辛い!】
という人がいる一方で、
【痛みはあるけど、鎮痛剤が必要なほどじゃない】
という人もいます。
さて、鎮痛剤が必要ないのであれば問題なし、かというと…そうでもありません。
今回は鎮痛剤が必要ない程度の生理痛でも体調不良のサインが隠されているかもしれないよ、というテーマで書きたいと思います。
不栄則痛(ふえいそくつう)
漢方の世界では痛みに関する考え方として
・不通則痛(ふつうそくつう)
・不栄則痛(ふえいそくつう)
があります。
不通則痛は気血の巡りが悪いことが原因で起こる痛みです。
今風に言えばストレスや血行不良があると痛む、という考えで良いでしょう。
このタイプの痛みは【強い】のが特徴で、多くの生理痛の原因です。
対して不栄則痛は気血が不足していることが原因で起こる痛みです。
今風に言えば、疲労や貧血状態にあると痛む、という考えでも良いと思います。
このタイプは【痛みはさほど強くない】のが特徴で、意外と気にしない人も多いです。
では不栄則痛は何も対処しなくてよいのかというと、そうではありません。
先ほども書いたように不栄則痛は気血の不足が原因で起こります。
そのため、
めまい・倦怠感・立ち眩み・不安感・不眠
などの症状が併発している場合があります。
このような症状がある場合は、【生理痛が軽くてラッキー】と思わず、気血の不足が起きていると思ってください。
気血を補う漢方薬で毎日を元気に
気血不足が原因で起こる不栄則痛。
漢方薬における対処方法は実にシンプルです。
それは気血を補う漢方薬を服用することです。
代表的なものに心脾顆粒や婦宝当帰膠、当帰芍薬散などがあります。
予算的にはおおよそ10,000円/月くらいになりますので、長く継続的に服用しやすいでしょう。
それぞれ漢方薬には細やかな特徴がありますので、服用する際は自分の体質に合うかどうかを専門家に相談する必要があります。
ぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ
女性にとって生理の状態は自分の体調を知るきっかけになるものです。
それゆえに【正しい生理とは何か?】を知ることはとても大切と言えます。
自分の体からのサインを受け止めて、健康で健やかな毎日を過ごしていきましょう(^^♪