貴央先生の漢方ブログBLOG

八味地黄丸は本当に頻尿に効果あり?

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日の漢方話は「八味地黄丸」について。

八味地黄丸はとてもポピュラーな漢方薬で、TVCMや雑誌などでは『加齢からくる頻尿にお勧めの漢方薬』と紹介されています。

しかし誰にでも効果があるかというとそうではありません。
むしろ『服用してはいけない人』もいるので、今回のブログでは

八味地黄丸が合う人と会わない人

について書いてみたいと思います。

漢方や中医学において『腎』は全身の水分代謝をコントロールする中心的な臓と考えています。

腎の働きの強さ、活動力は『腎陽』と呼ばれます。
『陽』には『温める』や『活動的にする』などの意味があります。

つまり腎陽が低下すると腎の機能が低下するので、頻尿や尿の出が悪いなどの症状が表れます。

八味地黄丸は腎陽を補う代表的な漢方薬です。

そのため、腎陽が低下した人にはとても良い漢方薬と言えます。

腎陽が低下している人の特徴は
・体が冷える(特に足腰) 
・元気がない
・思考が鈍い、低下する
・尿の色が透明
・朝方に尿意があり、また下痢もしやすい
などがあります。

逆を言えば、
・体に火照りがある
・尿の色が黄色い
・赤ら顔で怒りっぽい
などの特徴がある人は会わないどころか、体調を崩すこともあるので慎重にならなくてはいけません。

頻尿と言えば、八味地黄丸!

と聞くと分かりやすく手に取りやすいですが、漢方薬ももちろんお薬です。
服用する際は本当に自分に合う漢方薬かどうかもしっかりと検討しましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

Twitter