貴央先生の漢方ブログBLOG

女性の鬱には必ず血虚のケアをしましょう

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

 

中国の古典には

「およそ病は、鬱によりておこること多し」という記載があるほど、鬱は様々な病の引き金になるため、

少しでも鬱々とした感覚がある場合は早めに改善する必要があります。

 

そもそも鬱とは「気の巡りが鬱滞している状態」の「鬱滞」の「鬱」の字であり、

鬱になるとは、すなわち「気が巡らない状態」ということです。

 

気が巡らない、とは

気配りができない

視野が狭くなる

楽しいと感じない

会話がめんどくさい

行動力が低下する

などの状態を引き起こします。

 

すこしでも心当たりのある方は鬱の前兆と考えましょう。

 

さて、鬱を改善するためには先にも書いたように「気の巡りを良くする事」が大切です。

 

そのため漢方薬も加味逍遙散や逍遥散、半夏厚朴湯などが使用されるケースが多いです。

 

しかし、ここで注意しなくてはいけないのが鬱の原因が必ずしも気の巡りの悪さだけではない、ということです。

 

気の巡りの悪化と並ぶ鬱の原因が心気血両虚です。

 

漢方における心は心臓と似た意味合いもありますが、精神的な活動にも大きく関わると考えます。

 

心臓を「こころの臓」と書くことからも分かります。

 

つまり心のエネルギー(気)や栄養(血)が不足すると心(こころ)が弱くなり、鬱のような状態になります。

 

特に女性は生理により定期的に血を失うため、血虚になりやすいです。

 

また、ダイエットや体型を気にして食事量を抑えてしまう事もあるため十分な気も作れないことがあります。

 

心気血両虚は女性に特に多い症状と言えます。

 

心気血両虚の特徴は

・不安感

・不眠傾向

・夢をよく見る

・めまい、立ち眩み

・元気がない

・やる気がない

・顔色が白い

・倦怠感

・物忘れ

などが目立つことです。

 

このような症状が目立つ鬱状態は気の巡りを良くする事と同時に心の気血を補うようにしましょう。

 

秋は鬱を起こしやすい季節です。

 

少しでも『オカシイな?』『鬱かな?』と感じたら

ダイエットなどは中止し、しっかり食事をとって運動し、就寝時間を早めて心身を休息させましょう。

 

それでも改善が難しいようであれば漢方薬を試してみると良いでしょう。

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

薬剤師 / 国際中医専門員 / 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。

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