漢方 疲労は病気と考えよう

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は疲労について少し書いてみたいと思います。

皆さんは疲れていますか?

余りにも疲れすぎて『疲れているのが当たり前』のようになっていませんか?

もしそんな人が『疲労は病気だ』と聞いたらどう思うでしょう?

 

漢方の世界では疲労状態を『虚 損 労』と段階分け、『虚労』と病だと考えます。

虚は気(エネルギー)が消耗した状態

損は消耗した気が回復しない状態

労は損の状態が長引いている状態

です。

普段は元気だけど何かを頑張り過ぎて疲れた人は虚の状態で

頑張り過ぎて疲れたのが翌朝になっても回復しないのが損であり

朝の疲労感が毎日抜けきれず、ずっと疲れている人は労、というイメージでしょうか。

そう考えると『苦労人』とは『絶えず苦しく疲労状態の人』という事ですね。

なるほど納得です。

虚労状態では気が不足しているため、ポジティブな思考もアクティブな行動もできなくなります。

『疲れているのだから仕方ない』と諦めてしまう人は『疲れてなかったから行動できるかも』と考えてみましょう。

気を補う方法はいくつかあります。
・脾胃を補い気を増やす
・睡眠の質を高めて気を養う
などは手っ取り早いところでしょう。

 

しっかりとした食事と質の良い十分な睡眠、その改善に漢方の知恵を取り入れられると良いですね!

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。