【不安・決断力がない】もしかしたら胆寒かも?

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

・必要以上に心配してしまう
・周りの人から『なんでそんなこといつまでも気にしているの?』と言われる
・選択肢が多いと決められない
・人の意見に右往左往する

いかがでしょうか?

もし当てはまる人がいたら、それは漢方や中医学において『胆寒(たんかん)』という体調不良かもしれません。

漢方や中医学において『胆』は【決断を司る】と考えています。

つまり、胆が丈夫な人は
・クヨクヨしない
・決断力がある
・自分の意志が強い
・人の意見に左右されない

などの特徴があります。

ピン!と来た人も多いかもしれません。

そう、これまさに【大胆な人】なのです。

大胆とは【胆が大きい】という事、ここでの『大きい』は物理的な大きさではなく、丈夫さを表しています。

胆は五臓の一つ『肝』と表裏の関係にあるため、肝が弱ると胆も弱くなる傾向があります。

肝が弱る特徴は
・ストレス過多の日々を過ごしている
・寒暖差が大きい季節(特に春)
・アルコール、揚げ物、香辛料を好む
・運動不足
・夜更かし

などが挙げられます。

もし上記のような生活に当てはまっている人は、漢方薬で胆を丈夫にしつつ生活習慣も見直す必要があるでしょう。

漢方薬には有名な温胆湯(うんたんとう)というものがあります。

【胆を温める湯】と書きますが、ここでの『温』は物理的に温めるという意味ではなく、【胆寒】の逆説的な意味があります。

【胆を温める】は、すなわち【胆を丈夫にする】という意味です。

日々の生活の中で不安感やいら立ち、恐怖や決断力のなさが気になる人はお守り代わりに温胆湯を試してみるのも良いかもしれませんね♪

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。