秋冬は春夏よりも長い睡眠と休養意識を持ちましょう

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

 

暑い夏が終わり気が付けば今年も残り4か月を切りました。

 

まだ夏を思い出すような日もありますが、秋の深まりを感じる日もあり、不安定な季節とも言えます。

 

漢方や中医学では1年を大きく陽気な季節と陰気な季節に分けて考えています。

 

大まかに言って

春夏→陽気な季節

秋冬→陰気な季節

です。

 

春夏は陽気な季節なのでエネルギーを消耗し活動的に過ごすことが重要です。

逆に秋冬はエネルギーの消耗を抑え、心身の休養を意識して過ごすことが重要です。

 

そのため、秋冬は春夏以上に睡眠の意識や内臓を休養させる意識がポイントです。

 

ところが現代の社会生活は春夏秋冬変わらない生活リズムをとりがちです。

これは社会が便利になったと同時に、季節がもたらす心身のリズムを失ったとも考えられます。

私たちも人間である以上に動物ですから、自然の影響には抗えません。

 

自然のリズムに合わせた生活と、自然のリズムに背いた生活では、どちらが良いのかは明白ですよね。

 

秋冬を健康的に過ごすためにも以下の4点を心がけてみましょう。

 

①秋冬は春夏に比べて30分~1時間くらい早めに就寝しましょう。

②夕食を食べすぎると就寝中に内臓に負担がかかるので夕食は軽めにしましょう

③日が沈んだ後は運動を控えて、運動は太陽が昇る午前中に行いましょう

④楽しい会話や楽しいものをみましょう&暗いニュースや悲しいニュースはあまり観ないようにしましょう

 

心が落ち着き、胆が据わり、疲労を感じず、気を配れる。

 

そんな毎日を過ごすためにも養生の意識を持ってくださいね。

 

 

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。