台風が来ると起こりがちな体調不良とお勧めの漢方薬

おはようございます、天明堂薬局の中山です。

 

 

 

台風のような気圧が大きく下がる日は決まって起こりがちな体調不良があります。

それが

倦怠感、頭痛(頭重感)、関節痛

です

 

中医学において気圧が低い日は『気血の巡りが悪くなる』という特徴があります。

気とはエネルギー

血とは血液や潤い、栄養などです。

 

そのため、雨の日や曇りの日など気圧が下がる日は

エネルギーや血の循環が悪くなります。

 

そのため、気血の停滞が起きると上記のような症状が起こるのです。

 

我々も動物である以上、このような気候による体調への影響は受け入れざるを得ません。

しかし、だからと言って体調不良を我慢しなくてはいけない、ということでもありません。

 

先にも書いたように、気圧が低い日は気血の巡りが悪くなり、それが原因で体調不良を起こします。

であれば、改善策はたった一つ!

気血の流れを良くしてあげればよいのです。

 

気血の巡りを良くする一番簡単でお金もかからず一人でもできる方法が

散歩

です。

もちろんジョギングやランニング、筋トレでもOK!

要するに体を動かすことが大切です。

 

でも、『体を動かす気分にすらならない』という人もいますよね?

そんな時に漢方薬を上手に服用すると良いと思います。

 

気の巡りを良くする漢方薬は様々な種類がありますが、あえて一つ挙げるとすれば

開気丸(かいきがん)

はいかがでしょうか?

字のごとく、『気を開く』お薬で、鬱々悶々とした気持ちをㇲッと楽にしてくれます。

小さい丸薬なのでにおいや味もないですし、即効性もあるので辛い時にパッと飲めばOKです。

 

血の流れを良くする漢方薬も様々な種類がありますが、一つ挙げるとすれば

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

はいかがでしょうか?

瘀血という血行不良状態を改善する代表的な漢方薬ですが、気の巡りも良くする生薬も配合されており

気血の巡りの悪さにお勧めです。

血流が良くなるため体が温まりますから、冷え性や女性の方にはとても良さそうですね。

顆粒状なのでお湯に溶かして飲むのがお勧めです。

 

漢方薬も良いですが基本的には運動で不調を改善するのがベストだと思います。

そのきっかけとして漢方薬をご利用ください。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。